営業許可を取るまで①

and bakingの工房は自宅の屋上にあります。自宅は築40年くらいの夫の実家です。縁あって、ここに私がお嫁にきました。

なぜ屋上にこの工房ができたかというと、もともとこのお部屋は夫の姉弟が使っていました。
夫は4人兄弟で家の部屋の数が足りなくなり、新たに屋上に部屋を増築したそうです。
そのお部屋は入り口入るとすぐ小さなキッチン(お勝手というほうがしっくりくるかな)、トイレ、洗面所があり、引き戸を開けると奥に畳の部屋があります。
昭和の風呂なしアパートといった感じです。

このお部屋に夫の姉弟たちは代わる代わる暮らしていたそう。とても思い出の詰まったお部屋です。

そして年月が経ち、誰も使わなくなったこの部屋はいつの日か物置きになっていました。
でも日当たり抜群だし、使わないなんてもったいないなぁと思い、どうにか使えるようにと片付けをして、客間として使わさせていただいていました。

そしていつの日か、「この部屋はもしかしたら営業許可がとれるかもしれない…」と考えるようになりました。

営業許可というのは飲食店を営業するうえで最低限必要な設備を整えた場所に与えられる許可です。

自宅で食品を作って販売したいな、、と思ったことのある方はたくさんいらっしゃると思います。でもそこでハードルになるのが営業許可。自宅のキッチンで作った食品は販売してはいけないことになっています。日常的に使っているキッチンと販売用の食品を作るキッチンとはちゃんと区別しなくてはいけないということです。
自宅に2つもキッチンがある人はなかなかいないですよね。ここで多くの方はあきらめざるを得ないところなのでしょうが、私にはパンを作りたい気持ちと、目の前に使ってない部屋とキッチンがある、、、この好条件が工房の夢を捨てきれずにいました。

そして家族に少しずつ相談。
はじめは夫に反対されましたが、そのうち夫もそこまでいうなら、、と応援してくれるようになってきました。

あとは金銭的に、物理的に、実現可能かどうか?というところです。
とりあえず手書きの図面を持って保健所に相談に行くことにしました。

お店を開くわけではないし、自宅の一部の営業許可なんてバカにされちゃうかなぁ…と思いながらドキドキしながら向かいました。


営業許可を取るまで②に続く

and baking

江東区の下町の小さな小さなパン工房です。自家製のライ麦サワー種や日本の麹から起こした天然の酵母を使ったパンやワッフルをメインに、季節のジャム、マフィン、スコーンなどを作っています。実店舗はありません。イベント出店、カフェへの卸、月に一度の工房販売日があります(配送可) 。小さな工房で、食べてくれる方々の顔を思い浮かべながらパンを焼いています。

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